安全管理体制に対する第三者評価
鉄道の安全を向上させるためには、安全管理体制が有効に機能しているかを定期的に確認し、必要により改善していくことが大切です。その確認の機能として、「安全管理体制監査」を実施しておりましたが、一般的に内部であるがゆえの課題がありました。その課題への対処として、社外の第三者機関である「DNV GLビジネス・アシュアランス・ジャパン」による安全管理体制の評価を2015年度から導入しました。
「第三者評価」を導入した目的は、客観的な評価、安全マネジメントシステムに関する専門的なアドバイスを受けることで、より有効な安全管理体制に向けた仕組みの構築と運用について、さらにレベルアップを図るためです。
第三者評価では、当社の内部監査に同行していただき、国土交通省の「運輸事業者における安全管理の進め方に関するガイドライン」の14項目の評価基準に沿って、当社の安全管理体制が有効に機能しているか評価していただいています。
評価結果をまとめた第三者評価報告書は、これまでの助言に関する改善状況のフォローアップ評価と新規の所見で構成されています。
いただいた助言の主旨を受け止め、当社に適する形で改善を実施し、安全管理体制の更なるレベルアップを図っていきます。
第三者評価報告書[サマリー版]
助言を受けた主な改善領域
| 主な改善領域 | 内容 |
|---|---|
| 安全管理体制の整備・ 有効性向上 |
安全管理体制の整備を通じてその有効性をさらに高いレベルに向上させることが必要であり、特に明確な基準の整備と監視・測定プロセスの強化の必要性を挙げる。 |
| リスクアセスメント等の 改善向上 |
リスクアセスメント等の安全管理体制における主要な活動が、無理・無駄なく確実に実施され、効果的に安全管理体制に寄与できるような仕組みを整備すること。 |
| 安全管理体制監査 (内部監査)の有効性向上 |
安全管理体制監査の評価基準を明確にする等、手法・手続きを改善するとともに監査力量を向上させ、権威勾配等に影響されずにJR西日本グループの実状を正確に測定できる仕組みとすること。 |
| 組織内外での コミュニケーションプロセスの改善 |
JR西日本における安全管理体制を全社に展開・向上させるにあたり、現場が過度な負担感を感じることなくその取組目的を正確に把握し、信頼感を持って取り組むことで有効な実装がなされるよう、組織内外でのコミュニケーションプロセスの有効性をさらに向上させること。 |
| 組織風土の改善 | 組織防衛、個人防衛や権威勾配といった組織風土が、安全管理体制に過度に影響を与えることがないよう、全員が率先してリーダーシップを発揮し、改善を図ること。 |
2017年度 第三者評価報告書[サマリー版](PDF形式 401KB)





